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JVMA平成29年度年次大会本会特別企画シンポジウム(第四回)の開催予定

 平成30年2月10日(土)~12日(月)に大分県別府市の別府国際コンベンションセンターで平成29年度日本獣医師会(JVMA)獣医学術学会年次大会が開催され、日本ウマ科学会と日本産業動物獣医学会合同の特別シンポジウムが行われます。この本学会主催シンポジウムの企画概要が明らかになりましたので、会員の皆様に紹介します。

 日本ウマ科学会では、ウマの診療を専門としない獣医師の方々に、馬診療の基礎知識を提供する目的で、日本獣医師会獣医学術学会特別企画としてシンポジウムを開催しています。第四回シンポジウムは以下の企画で実施される予定です。

 

第四回シンポジウム:2018年(平成30年)2月12日(月・祝)(別府市)(予定)

「ウマを育てるー馬の心技体―」

座長:田浦保穂(山口大学)・畠添 孝(鹿児島大学)

 1. 馬の身体を創る
   松井 朗(JRA日高育成牧場)

 2. 馬を躾ける
   楠瀬 良(日本装削蹄協会)

 3. 馬を鍛える
   頃末憲治(JRA宮崎育成牧場)

 4. 馬の技を磨く
   宮田朋典(カウボーイアップランチ)

 

 

※1.第一回~第三回シンポジウムの企画概要

 

第一回シンポジウム:2015年(平成27年)2月15日(岡山市)
 「馬の獣医学~現状と課題そして展望~」
 座長:安斉 了(日本中央競馬会)・田谷一善(東京農工大学)

 1. わが国の馬獣医学の変遷と現状の課題
   安斉 了(日本中央競馬会)

 2. 乗用馬臨床の基礎
   天谷友彦(大和高原動物診療所)

 3. 馬臨床家でない獣医師のための馬の麻酔・外科入門
   樋口 徹(日高地区農業共済組合家畜診療センター)

 4. 三重県における馬臨床の課題と取り組み
   西山治生(公益社団法人三重県獣医師会)

 5. 馬獣医学教育の現状と展望
   三角一浩(鹿児島大学)
 

第二回シンポジウム:2016年(平成28年)2月26日(秋田市)
 「馬感染症の診断、治療及び予防の最新事情」
 座長:三角一浩(鹿児島大学)・帆保誠二(鹿児島大学)

 1. 馬感染症のオーバービュー
   三角一浩(鹿児島大学)

 2. 馬の監視伝染病―細菌性疾患―
   丹羽秀和(日本中央競馬会)

 3. 馬の監視伝染病―ウイルス性疾患―
   山中隆史(日本中央競馬会)

 4. 馬の一般的な感染症
   帆保誠二(鹿児島大学)

 

第三回シンポジウム:2017年(平成29年)2月26日(金沢市)
 「他の動物種との類似点・相違点からみた馬の繁殖」
 座長:田浦保穂(山口大学)・三角一浩(鹿児島大学)

 1. 日本におけるサラブレッド生産のオーバービュー
   井上裕士(イノウエ・ホースクリニック)

 2. 雌馬の生殖機能と疾患―牛との相違―
   南保泰雄(帯広畜産大学)

 3. 雄馬の生殖機能と疾患―繁殖技術における相違―
   畠添 孝(鹿児島大学)

 

(JSES事務局 2017. 12. 11)