沿革と事業内容
本学会は、「獣医学や畜産学に限らず、ウマに関する人文科学や芸術なども取り込んで、幅広い分野の会員を募り、相互に情報を発信するとともに、研究者と実務者が一堂に会して意見を交換し、現場のニーズに対応した学術や技術の向上と普及を促進する」という趣旨の下に設立されました。
【沿革】
1990年 | 日本都市センターで設立総会を開催し、3月31日付けで本学会が発足。初代会長に本好茂一氏を選出し、事務局を東京都世田谷区弦巻のJRA競走馬総合研究所内に設置。 |
第1回学術集会をJRA馬事公苑で開催(11月)。 | |
「Japanese Journal of Equine Science(JJES)」を刊行。 | |
1994年 | JJESを競走馬総合研究所の「Bulletin of Equine Reseach Insutitute」と統合し、「Journal of Equine Science(JES)」に改称。 |
JRA競走馬総合研究所の「馬の科学」をJESとの交換雑誌として会員へ配布開始。 | |
1994年 | 第7回国際馬伝染病会議(東京、6月)を後援。 |
1995年 | JES特別号を刊行(年1または2回)。 |
世界獣医学大会(横浜、9月)のウマ分科会を共催。 | |
1997年 | 競走馬総合研究所の移転に伴い、事務局を栃木県宇都宮市砥上町に移転(2月)。 |
1998年 | JES特別号に代る和文雑誌として「Hippophile」を刊行。 |
第5回国際馬運動生理会議を競走馬総合研究所と共催(9月)。 | |
2000年 | 活性化推進委員会を設置。本学会ホームページを開設。 |
創立10周年記念事業として特別講演、特別表彰、ウマ用語集の編纂等を実施。 | |
2001年 | 事務局長ポストの新設。2代目会長に上原伸美氏を選出。 |
国際交流促進事業「学術渡航支援事業」を開始。 | |
2002年 | 広報担当常任理事の新設。 |
会計年度の変更(11月1日~翌年10月31日まで)。 | |
2003年 | 定時総会および学術集会の開催時期を春期から冬期に変更。 |
2004年 | ウマの用語集2003(英和・和英)の発行。 |
本年度から学術集会は東京大学で開催。 | |
2005年 | Hippophileヒポファイルの表紙を「騎手(The Jockey):アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック」に変更。 |
3代目会長に小川 諄氏を選出(11月)。 | |
2008年 | 学術集会をJRAの「競走馬に関する調査研究発表会」と連続で開催し、 |
共催で合同シンポジウム「トップアスリートとしての競走馬」を開催。 | |
2009年 | 馬臨床獣医師ワーキンググループが発足。 |
2010年 | WEVA特別講演を第23回学術集会にて開催。 |
2011年 | 4代目会長に菅野 茂氏を選出(11月)。 |
2013年 | 5代目会長に青木 修氏が就任(12月)。 |
臨床委員会および臨床担当常任理事を新設。臨床担当常任理事は青木 修氏が兼任。これに伴い、馬臨床獣医師ワーキンググループは発展的解散(12月)。 | |
2016年 | 競走馬総合研究所の移転に伴い、事務局を栃木県下野市柴1400-4に移設(1月)。 学会ホームページをリニューアル。 |
2017年 | 第30回学術集会をKFC Hall(両国)で開催(会場の変更)。 |
2018年 | JRAの「競走馬に関する調査研究発表会」と共催で、合同シンポジウム「競馬産業の国際化 ーこれまでの取組みと将来ー」を開催。 |
2019年 | 第1回認定馬臨床獣医師試験を実施。 |
2020年 | 第33回学術集会をWeb開催に変更して実施。 |
2021年 | 第34回学術集会をWeb開催に変更して実施。 |
【事業内容】
本学会では、その会則に謳われた目的に応えるため、以下の事業を企画運営しています。
今後も会員各位のニーズに応えるべく新たな事業の企画運営に努力して参りますので、会員各位におかれましても、遠慮なく事務局までご意見をお寄せください。
★ 機関誌の刊行
本学会会員の研究成果を掲載して国内外に公表するための英文学術誌「Journal of Equine Science(JES)」を年4回刊行。また会員相互の和文情報誌として「Hippophile」を年4回刊行しています。
★ 学術集会の開催
東京都内で年1回11月末から12月初旬、定時総会の時に開催しています。内容的には、一般講演のほか、特別講演、シンポジウム、臨床委員会による企画等が行われています。
★ 優秀発表賞
馬事文化の振興とウマに関する研究の推進に資するため、学術集会における優秀な発表に対して優秀発表賞および最優秀発表賞を授与します。
★ 教育講演の開催
定例の学術集会とは別に、海外からの著明な研究者や学者の来日に併せて、随時、公開型の教育講演を開催します。
★ 国際交流促進事業
(1) 国際学術交流を目的に、現在、世界馬獣医師会(World Equine Veterinary Association: WEVA)の理事として、その定例会議に本学会理事1名を派遣しています。
(2) 海外で開催される学会等の参加や海外での学術調査渡航を予定する会員に一定額の渡航費用を支援します。支援を受けた会員には、帰国後、報告記事を和文情報誌に掲載していただきます。
★ 表彰事業
選考委員会を設け、名誉会員の候補者の選考とその推戴並びに学会賞・奨励賞の対象者の選考とその表彰を行います。
★ ホームページの開設
本学会ホームページを開設し、ウマ科学情報の提供と、本学会の活動状況の公開に努めています。